works家 々
No.06
無垢の木と手造り技が魅せる家
無垢の木と手造り技が魅せる家
muku no ki to tedukuri waza4人ご家族の平屋の住まい。
当初は2階建ても検討しましたが、敷地の広さにも恵まれ、将来の暮らしを視野に入れ、平屋の計画となりました。
敷地の南面に位置するリビングダイニングは、平屋の屋根形状を活かし、登り梁+化粧垂木とした木組みが美しい勾配天井に。
無垢の木を活かしきっている大工の手仕事が秀逸な空間です。
南面の掃出し窓には、壁に引き込める障子を設えました。
障子紙には、小川町周辺で漉かれている細川紙(日本の手漉き和紙技術としてユネスコ無形文化遺産に登録、耐久性が高いのが特徴。)を採用しています。
無垢の木と同じく、経年変化を楽しめる素材です。
ご家族で実際に紙漉き体験も行い、細川紙の魅力も知っていただきました。
玄関には、ご主人の趣味の自転車をディスプレイできるように。
ロフトにつながる階段は、奥様の大好きな本をたくさん収納できる箱階段を造作、箱階段の向いにはデスクコーナーを設え、廊下を多義的に使えるよう考えています。
平屋の大きな屋根の下、豊かな暮らしが紡がれます。
- 所在地
- 埼玉県比企郡川島町
- 構造
- 木造平屋建て
- 延床面積
- 156.09m²(47.13坪)
Point
リビングダイニングを見守る大黒柱
自然樹形が美しい高野槙を選定。
高野槙の根元も自然の形で残しているので、床から木が育ってきたようなダイナミックさ、空間の要所となっています。
Point
本棚であり、階段
ロフトへつづく階段は、箱階段を造作。
たくさんの本を収納できるようになっています。
お気に入りの一冊を片手に、階段で読書も。